今後の玩具業界の展望は?進む少子化の影響

最近タカラトミーが社員の子供1人につき200万円を支給する「出産育児祝い金」制度を導入すると28日、発表してにわかに注目されました。

このニュースをきっかけに玩具業界って儲かっているの?と思った方もいると思います。
また玩具業界に興味を持って転職を考えている方もいるかと思います。

この記事はそう言った方に向けた、『玩具業界って実際どうなの?』『今後も伸びるの?』という疑問についてわかりやすく解説していきたいと思います。

玩具の業界の今後の展望は?

近年はニンテンドースイッチやスマホゲームといった、子どもから大人まで楽しめる高性能ゲームが人気となり、アナログ系の玩具は苦戦しています。さらに少子化の影響や市場の成熟で、玩具業界に逆風が吹いているような印象を受けます。

しかしそんな玩具業界にも長年愛されているオセロといった定番商品やシルバニアファミリーといったキャラクター商品、ポケモンなどの人気アニメ関連の玩具など、市場を支える商品は多く存在しています。

近年の動向としては、フィギュアや脳のトレーニングといった大人も楽しめる玩具・ハイテク系玩具などが、売上高を伸ばす傾向にあります。またカプセル玩具市場も大変好調であり、これを合わせると国内の玩具市場規模は初めて1兆円を超え、近年の玩具業界は好調だといえるでしょう。特に、前年度比132%の伸びとなったカードゲームは、今後も注目を集めそうです。

少子化の影響は?

少子高齢化が進んでいる日本で、今後高齢者など幅広い世代が楽しめる玩具を開発していく必要があります。

子どもだけでなく大人も楽しめるような玩具をこれから企画していけるかが、今後の玩具業界の課題と言えます。

また企業をより成長させるためには、既に成熟した国内市場から飛び出し、海外展開を考えることも必要でしょう。

玩具業界 主な会社・メーカー

株式会社 タカラトミー

株式会社タカラトミーは、1953年に創業された日本の大手玩具メーカーで、子供向けの玩具やゲーム、プラモデルなどを製造・販売しています。代表的な商品には「トミカ」「プラレール」「リカちゃん」などがあり、世界中で人気を博しています。

タカラトミーは、革新的なアイデアと高い品質を追求し、子供たちに夢と楽しさを提供することを企業理念としています。さらに、環境に配慮した製品づくりや、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

株式会社 バンダイナムコホールディングス

株式会社バンダイナムコは、2005年にバンダイとナムコが統合して設立された、日本の大手エンターテイメント企業です。玩具、アニメ、ゲーム、アミューズメント施設の運営など、幅広い事業を展開しています。代表的な商品やシリーズには「ガンダム」「たまごっち」「ドラゴンボール」などがあり、国内外で高い人気を誇ります。

バンダイナムコは、創造力と技術力を駆使して、世界中の人々に驚きと感動を提供することを企業理念としています。また、環境保護や地域社会への貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

レゴジャパン 株式会社

レゴジャパン株式会社は、デンマークに本社を持つレゴグループの日本法人であり、レゴブロックの輸入・販売を行っています。レゴブロックは、創造力を育む教育玩具として世界中で愛されており、子供から大人まで幅広い層に人気があります。代表的なシリーズには「レゴシティ」「レゴテクニック」「レゴフレンズ」などがあります。

レゴジャパンは、子供たちの創造性や問題解決能力を育てることを目指し、教育やイベント活動も積極的に展開しています。

おわりに

少子化やスマホゲームなどにより国内で子どもがおもちゃを欲しがることが減少していることは事実です。
しかし既存の概念や世代にとらわれることなく、多様なニーズにマッチした玩具を企画・販売しようとするメーカーの取り組みは始まっています。

この記事が玩具業界に興味を持った方に少しでも役に立てることを願っています。

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